怒り、恨み、などについての本やリンク

(本のアフィリエイトIDは、日本テーラワーダ仏教協会のものです。スマナサーラ長老の本の場合は著者に、それ以外は仏教協会に、とお考えいただければ。いずれにしても私個人には入りませんのでご安心ください。)


怒り、恨み、嫉妬、憎しみ、そういった暗い気持ちについて、テーラワーダ仏教でどう考えるかを著わした本やリンク集です。例によってスマナサーラ長老のものが多いです。

最初は私自身のものから。以下のページでは、仏教に触れる前に書いたことがかかれています。

http://juryoku.blogspot.jp/2016/03/blog-post_83.html?view=sidebar

また、以下のリンク先では、「怒り」という言葉が含まれる僕のtweetです。ご参考まで。
http://twilog.org/jinon/search?word=%E6%80%92%E3%82%8A&ao=a


さて、以下、まずは本をいくつか。

スマナサーラ長老の著書

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)
アルボムッレ スマナサーラ

サンガ 2006-07-18
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できればこの本は読んでほしい本です。自分の中に渦巻く怒りを何とかしたい人にとって、良い入口になると思います。


怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書)怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書)
アルボムッレ・スマナサーラ

サンガ 2010-07-29
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怒らないことの続編です。


怒らない練習怒らない練習
アルボムッレ・スマナサーラ しりあがり寿

サンガ 2013-04-25
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この「怒らない練習」から僕はテーラワーダ仏教に入りました。これを買った瞬間が、僕の人生の転機とも言えますね。絵があって親しみやすいです。ただ、ところどころ上記の本を参照しているので、そのあたり気にならないならこれから読んでもいいと思います。



怒りの無条件降伏―中部教典『ノコギリのたとえ』を読む (「パーリ仏典を読む」シリーズ)
怒りの無条件降伏―中部教典『ノコギリのたとえ』を読む (「パーリ仏典を読む」シリーズ)
アルボムッレスマナサーラ 日本テーラワーダ仏教協会出版広報部

日本テーラワーダ仏教協会 2004-07
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この本は、テーラワーダ仏教にすでに入った人向けだと思いますが、怒りについてどれほど徹底的に否定しているか、どんな怒りであっても仏教はそれをだめだというのか、そういうことがよくわかる本だと思います。


以下、未読です。

心に怒りの火をつけない  ~ブッダの言葉〈法句経〉で知る慈悲の教え (角川文庫)心に怒りの火をつけない ~ブッダの言葉〈法句経〉で知る慈悲の教え (角川文庫)
アルボムッレ・スマナサーラ

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-10-25
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怒らないで生きるには (宝島社新書)怒らないで生きるには (宝島社新書)
アルボムッレ・スマナサーラ しりあがり 寿

宝島社 2013-12-09
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サンガジャパンの【怒り】特集 未読です。

サンガジャパンVol.16(2014Winter)サンガジャパンVol.16(2014Winter)

サンガ 2013-12-27
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ウ・ジョーティカさんの本 

魚川さんの訳です。文学のような味わいがっておすすめ。

ゆるす: 読むだけで心が晴れる仏教法話ゆるす: 読むだけで心が晴れる仏教法話
ウ ジョーティカ Sayadaw U Jotika

新潮社 2015-04-24
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ティク・ナット・ハンさんの本 

未読です。

怒り(心の炎の静め方)怒り(心の炎の静め方)
ティク・ナット・ハン Tich Nhat Hanh

サンガ 2011-04-13
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次はリンクです。 

日本テーラワーダ仏教協会

【70】 女性の生き方のモデル/怒りへの対処
【80】慈悲でガマンを忍耐に
【106】 懺悔(さんげ)の力 (14) 慈悲の冥想/サティと怒り/愚か者(2001.7月)
(4)怒りを捨て安らぎを たばこの煙に怒りが抑えられない

ブッダ・ラボさん

些細なことで「チッ!」と思う自分を変えたい。どうすればいい?
怒らないでいると、なめられてしまうのですが?
冥想しても腹が立つ アイツだけは許せない、と思うとき

最後に

怒りについては、心は常に正当化します。外部が悪いのだと言います。でもそれによって傷つくのも自分自身です。自分が傷つかずに怒りを発することはできないです。心の中での、怒りの正当化については本を読んで、その考え自体を、別の観点から整頓すると、日々がとても楽になります。

そして、もし興味がわいたら瞑想も試してみてください。私の場合は、その結果、以下のように感じるようになりました。






こんな風に何度も言ってしまっているのですが、ほんとうに怒りは心を焼きます。日々疲れているということは、怒りに翻弄されているということです。いつもやけどして、寝て治そうとしてもすぐにまた焼け爛れて、という毎日を、人は送るのだと思います。それがそうでなくなるだけで、本当に、日々が楽になります。

コメント

  1. 『怒らない練習』って言う本、いつの間にか家にありました。夫が買ってきていたみたいなのです。そういうの買わないタイプの人なのでびっくりしました。

    なんとなーくページをめくっていたら見覚えのあるスマナサーラ長老という名前が目に飛び込んできて、エエっ?!と。なんだか面白くて不思議な感じがします。

    いいね!を押したかったのですがアカウント持ってないもんで、ここの欄で

    いいね!(グッ

    返信削除
  2. 追記です。

    面白くて不思議な感じがしたのは、買いそうもない(と、私が勝手に思い込んでいる)夫が買ってきた本が、これだったっていう現象、に対してです。

    彼はその本を会社に持っていったのでわたしはまだ読んでないのでした。

    そして、瞑想したことないころよりも、少しでも瞑想するようになった今のほうが、怒りが湧いたりしたときの自分へのダメージが大きく感じるの、すっごくわかります。

    でも、瞑想したことがなかったころはこんなに辛いダメージを平気で自分に与えて、酒も飲みまくって、よほど麻痺して鈍感になっていたのかあと思うときがあります。

    断酒も、瞑想も、じのんさんと似た時期に興味持った現象も面白く感じます。シンクロ?みたいな。何かの流れなんでしょうかね。

    いろいろと、ありがとうございます。

    返信削除
  3. かたりなさまー、コメントどうもありがとうございます。ぜひカタリナさんもお読みになって。本当、すごいダメージを知らずに受けてるんですよねぇ、僕らは。ずーっと酔っぱらっているような状態なんだと思います。

    返信削除
    返信
    1. はい!
      今ちょうど、怒らない練習っていう本が家にあることに気づきました。読んでみます。実は戻ってくるのを楽しみにしていたのでした。

      ずーっと酔っ払っているような状態。
      これ、よくわかります。

      いつだか、瞑想していたら「素面」になったことが一瞬あって、そのとき初めて、物心ついてからずーっと酔っ払っているみたいなものだったのかーって気づいてアッハッハ!と笑ってしまいました。

      削除

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